注*以下は幻燈投影用に描かれた種板(ガラス絵)の原画と長い題名の頁へリンクしています。
PINHOLE LODGEにおける展示では蝋燭の炎を用いましたので、そこで見られた画像はこれらのガラス絵とは非常に異なっていました。

*Schwelle*-彼方にいる人々へ-Tomoko Ninomiya

-目次-

*

はじめに水音がする
霧の触手が妄想の海にとどく
ひと呼吸ごとに世界は反転する
春の宵 たどりてふかき 霧の胸
なにも支えない柱
鏡の地平線
境界ということ 或いは
その天体 林檎の宇宙 囓っている
落下するひとつの声
影の水 光の水
夜、氷山の音がする
空気のみえない触手がわたしの殻を融かす
彼方にいる人々へ
ひたすらにみつめることの
光の重さについて考えている
それでもかまわないとわたしはおもっている


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