二宮知子展 Schwelle vol.3 -彼方にいる人々へ-

ランプを灯し ちいさな硝子絵を 古い幻燈機で 映し出す 言葉とともに 彷徨うように


撮影:平垣内 悠人2004


撮影:飯村昭彦2007

  [見える:見えない]から[正常:異常] [善:悪]に至るまで、人は世界を対立概念で分類する傾向があるように思える。
その基準が個々の事情により異なるとすれば、そこに出現するのは無限の境域ではないだろうか…。
   「境域そのものの曖昧さ」を想起するための装置として、最も原初的な投影を試みる。(2007年3月二宮知子)

原画と言葉 投影像と言葉


*Schwelle【独/シュヴェレ】敷居;戸口;《心理学》識閾(意識作用の生起と消失の境):また、ルドルフ・シュタイナーによれば、
人間の意識が、日常的感覚界から超感覚的世界へと踏み出そうとする、まさにその敷居である《時と場》を意味する。


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